
弁護士はクライアントにこのように接します
January 26,2023
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私は、これまで個人・法人を含め、様々なお客様と接してきました。
そこで、今回私がお客様と接し、面談を実施する際の注意点などについてお話致します。
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まず、初顔合わせの際、私は、お客様に対して、いかにも弁護士と客という雰囲気を感じてほしくないと思っていますので、失礼にあたらない範囲で、比較的フランクに接しています。時には、雑談などを交えてから、相談を開始する事もあります。
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次に、実際の事件の相談については、私の場合、時系列に沿って、事実関係 を聞いて、事案の大まかな概要を把握します。その上で、お客様の説明する内容に証拠が存在するのか、どういう点がお客様にとってリスクとなるか等を確認していきます。例えば、お客様であるAさんが、Bさんに対して、契約書を作成せずに1000万円のお金を貸したとします。通常であれば、1000万円もの大金を貸すに際して、契約書を作成しないなんてあるのだろうかと疑問に思われるかもしれませんが、AさんとBさんが家族など親しい関係にあれば契約書を作成しないという事はさほど不思議ではありませんが、AさんとBさんが親しい関係になく、まして貸主であるAさんが金融業を営んでいる専門家であれば、契約書を作成しないという事は、裁判や調停に移行した場合、お客様にとって不利に判断されるリスクがあります。ですから、このような場合に、なぜ契約書を作成しなかったのかという理由も聞いた上で、お客様にリスク説明を行っています。
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このように、裁判や調停という手続きに進む場合、私は、お客様に対して、何が有利な点で、何が不利と判断されるリスクがあるかを説明して、事件を担当する事にしています。
これが、お客様と我々弁護士が信頼関係を構築して、1年近く要する裁判等を進める秘訣なのです。